2010年8月 7日 (土)

アクセスで個人を特定する

「IPアドレスがわかると、アクセスしている人がわかる」という記述を時々見かけます。正確には「IPアドレスがわかると、アクセスしている端末がわかる」といった程度です。端末といってもコンピュータそのものではなく、ADSLモデムやDSUのことです。

例えば、学校のコンピュータ室からアクセスすると、札幌市教育委員会としてのアクセスとなります。市教委のアクセスログから、どの学校のどのコンピュータからのアクセスかを導くことはできます。

その他にも、家でネットワークを組んでいたり、Wi-Fiなどを使っていると、複数のコンピュータのどれかはわかりません。ネットカフェやWi-Fiを利用できる場所からアクセスすると、もう誰かというレベルではありません。

ただし、携帯電話は、IPアドレスとは別に、個体識別番号というものを送信します。こうなると、事実上個人を特定することが可能でしょう。キャンペーンなどで携帯電話に限るものがあるのは、応募を制限するのが容易だからなのでしょう。

ところで、8月2日付けのウォール・ストリート・ジャーナルにこんな記事がありました。

Microsoft Quashed Effort to Boost Online Privacy - WSJ.com

「マイクロソフトのインターネットエクスプローラの開発チームは、先進的なプライバシー保護機能を装備する計画を立てていたのですが、同じくマイクロソフトのオンライン広告チームが、それだと閲覧者のネット上での動向を追うことができないと抗議し、その機能はお蔵入りになった」という話です。

何気なく表示されている広告には、どのページでその広告が表示されているかを知ることができます。IPアドレスや検索サイト(この場合はBing)の検索キーワードなどと組み合わせて分析しています。「なぜ札幌の企業の広告を表示しているのだろう...」「どうしてほしいものがわかるのだろう...」というのは、図星なわけです。

コメント(1)

IP対応広告ってよく見かけますからねw

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